コラム

2015.8.10

コンプレッサーの日常点検

コラム

様々なトラブルのもと「ドレン」を速やかに処理しよう!

産業の現場で毎日酷使されるコンプレッサーは、月日の経過とともに部品の劣化や消耗が進んでいきます。そのため、機器の機能を十分に発揮させ続けるには、日々の点検は欠かせません。コンプレッサー修理の匠、森脇産機がお届けする「プロが伝授!コンプレッサーのエラー対策&修理のコツ」第1回では、日常点検における必須事項のひとつ「ドレン」の確認についてご紹介します。

 

ドレン確認の必要性

コンプレッサーでの圧縮によって高温化した空気は、配管内で自然冷却されることで含有する水蒸気が飽和し水滴を発生させます。この水滴に、大気中の粉塵やコンプレッサー内の金属粉などが混じることで不純な汚水「ドレン」となります。コンプレッサーによっては油温を調整する温調弁が備わっており、ドレンの発生を抑えているものもありますが、それでも完全にドレン発生をゼロにするのは困難です。

ドレンが溜まったままコンプレッサーを長期間にわたって運転させ続けると、コンプレッサー本体のローター・軸受けの故障や機器内部にサビが発生するなどのトラブルの原因になり、修理を余儀なくされてしまいます。そのため、日常点検でのドレンの確認は必須事項と言えるのです。

 

【ドレンが発生しやすい環境】

以下のケースでは、とくにドレン発生の可能性が高くなるため、注意が必要です。

・コンプレッサー周囲温度30℃以上で相対湿度80%以上、または周囲温度40℃以上で相対湿度50%以上。これらの高温多湿時

・短時間でコンプレッサーの起動と停止を繰り返す場合

・クーラーの冷却系等が以上に冷却された場合

 

ドレンの確認工程

ドレンの確認、および処理は以下の工程で行います。これらの作業は必ず起動前に行うようにしましょう。

 

【1.停止の確認】

コンプレッサーの運転が停止しており、圧力計の針が「0MPa」を指していることを確認します。

 

【2.ドレンを排出する】

廃油口の下に受け皿を用意した状態で、バルブを開放します。

 

【3.ドレンの確認】

バルブ解放後、最初に潤滑油が出て、続いてドレンが出てきます。ドレンが出終わると再び潤滑油が出てきますので、そこでバルブを閉じましょう。ドレンと潤滑油の区別は液体の油粘度で行います。指先で直接触り、ネバネバしている場合は潤滑油です。

 

【注意事項】

コンプレッサーの運転中は、排油口のバルブの開放は厳禁です。高温の潤滑油が噴出し、火傷やケガなどのトラブルの原因になります。

 

ドレンによるトラブル・コンプレッサー修理は森脇産機へ

コンプレッサーを効率的に稼働させるには、ドレンの処理は必須事項。毎日の点検で確実に処理を行い、トラブルを最小限に抑えたいところです。万が一、ドレンの処理で不明な場合や、それを原因とした故障・不具合などが発生した場合は、お早めにコンプレッサー修理の匠・羽田コンプレッサーまでお問い合わせください。