コラム

2015.10.13

コンプレッサーの定期点検

コラム

日立製コンプレッサーのセパレーターエレメントの交換

 

コンプレッサー修理の匠がお届けする「プロが伝授!コンプレッサーのエラー対策&修理のコツ」、前回は日立製コンプレッサーのエラーコード「E-11」「E-12」「E-13」についてご紹介しました。今回はその内の「E-12」「E-13」が発生した際に必要になる「オイルセパレーターエレメント」の交換についてお話ししていきます。

 

オイルセパレーターエレメントの交換手順

「E-11」「E-12」が発生した際には、オイルセパレーターエレメントの交換が必要になるケースがあります。その場合は、以下の手順で交換を行います。

 

【オイルセパレーターエレメントの取り外し手順】

取り外しは、専用工具を使用して行いましょう。

 

1.「停止」スイッチを押し、運転を停止します。

2.主電源を切ります。

3.吐出側の「ストップバルブ」を閉じます。

4.コンプレッサー内の圧力が0になるまで待ちます。

5.オイルセパレーターハウジング(円筒のカバー部)の上部を専用工具ではさみ、反時計回りに回してハウジングを緩め、外します。

6.ハウジングを外したのち、内部のエレメントをゆっくり引き抜きます。

7.最後に、角リングを外します。

 

【オイルセパレーターエレメントの取り付け手順】

オイルセパレーターエレメントを交換する際は、ハウジングと角リングも同時に新品に交換しましょう。

 

1.エレメントのヘッド部分にあるネジへの傷や角リングシールの溝部の傷を確認します。汚れや傷はオイル漏れの原因になるため、目の細かいやすりなどで綺麗に仕上げましょう。

2.交換する新品のハウジングに打痕や傷、塗装の剥がれなどがないか確認します。

3.エレメントのガスケット部の内面とネジのヘッド部分に十分に潤滑油を塗ったうえ、ガスケットがエレメントにしっかりセットされていることを確認します。

4.角リングにはシリコングリースが塗ってありますので、拭きとらずにそのままエレメントヘッドの溝にセットします。

5.取り外しの逆の手順(手順6以下)でエレメントをハウジング内にセットします。

6まずエレメントだけを入れ、エレメントの端板がヘッドに密着するまで押して装着します。

7.オイルセパレーターハウジングをエレメントのヘッドの.ネジ部へ装着します。その際、各リングがヘッドからはみ出さないように注意しましょう。

8.ハウジングを取り付けます。このとき、工具は使わず手で締めるようにしましょう。角リングが密着してから1/5回転以上を目安にしっかり締めます。

9.最後に、付属の注意銘板をハウジング正面のよく見える場所に貼り付けて完了です。

 

取り扱いには十分注意を

コンプレッサーのオイルセパレーターエレメントは運転中、非常に高温になっています。交換の際、停止した直後のエレメントの表面を素手で触るとやけどの危険性がありますので、十分注意しながら作業を行いましょう。なお、コンプレッサー故障時の修理やメンテナンスは、 “コンプレッサー修理の匠”羽田コンプレッサーでも承ります。コンプレッサーのことでお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください。