コラム

2016.4.25

コンプレッサーの故障と対策

コラム

安全な動作に欠かせない調圧逆止弁

 

工場出荷時のコンプレッサーは、規定値の調圧圧力があります。もしもこの数値にズレがある場合には、以下の手順に沿って調圧逆止弁の調整・交換を行う必要があります。“コンプレッサー修理の匠”羽田コンプレッサーがお届けしている本コラム、今回は調圧逆止弁の点検手順などについて解説していきます。

 

調圧逆止弁の調整手順

【Step1】

まずはコンプレッサーの吐出側のバルブを開放してブロー運転を行います。そのうえで、圧力計の指示値を確認します。

 

【Step2】

キャップを外した後、調整ねじを六角レンチで固定。ロックナットを使って緩めていきます。

 

【Step3】

調圧圧力を上昇させる場合は調整ねじを締め、逆に、調圧圧力を低下させる場合は調整ねじを緩めます。

 

【Step4】

所定の圧力まで調整ができたら、再びロックナットで調整ねじを固定します。その後、キャップを取り付けて完了です。

 

調圧逆止弁調整時の注意事項

調圧圧力の調整は、コンプレッサーが運転した状態での作業になりますので、購入店やメーカーなどへご相談ください。もちろん、森脇産機でもメンテナンスに対応いたします。

 

調圧逆止弁の交換手順 (※専門知識を要しますのでご相談ください)

調圧逆止弁が寿命を迎えていたり破損してしまったりした際には、調圧逆止弁本体の交換が必要です。以下はその手順です。

 

【Step1】

停止スイッチを押してコンプレッサーの運転を止め、本体の主電源をOFFにします。

 

【Step2】

吐出側にあるストップバルブを閉めます。

 

【Step3】

コンプレッサー内の圧力が大気圧まで下がるのを待ちます。

 

【Step4】

スパナを使い、調圧逆止弁のボディの六角部を緩めます。なお、この際ロックナット部は緩めず、ボディ全体をそのまま取り外します。

 

【Step5】

エレメントヘッド側に「調圧バネ」「調圧弁弁体」「逆止弁弁体」が残ります。こちらも内部から取り出し、必要に応じて新品と交換します。

 

【Step6】

エレメントヘッド側の内面をチェックし、汚れているようなら清掃を行います。

 

【Step7】

グリースを調圧弁弁体のZリング部に、潤滑油を逆止弁弁体のピストン摺動部と内部Oリング部に塗って、元通りに組み立て直します。この際、逆止バネが間違った方向に設置されていないか確認するのを忘れないようにしましょう。

 

定期的なメンテナンスで安全な運用を

圧縮機の安全で正確な動作に欠かせない調圧逆止弁は、定期的な点検はもちろん、調圧圧力の値によって、調整・交換が必要です。もしも値がズレたまま使用を続けると、コンプレッサーの故障につながり、修理が必要になるかもしれないので十分注意しましょう。“コンプレッサー修理の匠”森脇産機では、各種圧縮機の修理・メンテナンスのご相談を承っています。コンプレッサーのことでお困りなら、お気軽に当社までご相談ください。