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columnコラム

コンプレッサーの日常点検<潤滑油の交換>

「潤滑油」の交換でコンプレッサー運転を効率的に

コンプレッサー内のスクリューやロータリーなどをスムーズに運動させるために欠かせない潤滑油は使用するに連れて劣化していくため、適切な時期での交換が必要です。コンプレッサー修理の匠・森脇産機がお届けする「プロが伝授!コンプレッサーのエラー対策&修理のコツ」、前回のエントリー(前回の記事へリンク)では、潤滑油の管理についてご紹介しました。今回は、潤滑油の交換についてご紹介します。

 

潤滑油の交換方法

潤滑油の交換は、大きく「排油」「給油」「運転確認」の3つの工程で行います。以下では、潤滑油交換の各工程についてご説明します。

 

【1.排油】

作業開始前に、まず以下のポイントを確認します。

・運転を停止する

・主電源を切る

・圧力計が「0MPa」を指していることを確認する

上記をチェックしたあと、オイルケースから排油します。古い潤滑油がすべて廃油されたことを確認してからバルブを閉めましょう。その後、オイルクーラーの排油も同様に行います。

 

【2.給油】

排油の工程が終わったら、給油を行います。給油口から、各機器専用の潤滑油を適正量の上限まで入れます。給油が終わったら、すべてのプラグとバルブが閉じていることを確認します。

 

【3.運転確認】

最後に運転確認を行います。電源を入れてコンプレッサーを7~8秒程度運転させます。オイルケースの油面計で油量を確認しましょう。軽く運転させることによって配管やオイルクーラーへ潤滑油がまわるため、その時点で油面が下がっていれば正常です。その後、圧力が大気圧まで下がったのを確認したら再び電源を切り、給油口から機械内にまわった分の潤滑油を補給します。

 

潤滑油の交換は2年以内を目安に!

スラッジが発生するなど、潤滑油の劣化が進んだ場合、劣化した油が機械内に行き渡ってしまい、オイルケースやオイルクーラー、油の配管系統の清掃では十分にきれいにできなくなります。そうなると、大がかりな修理やオーバーホールが必要になることもあります。そのため、潤滑油は必ず2年以内の交換を心がけましょう。なお、潤滑油のサンプリング・分析および交換は、 “コンプレッサー修理の匠”羽田コンプレッサーでも承ります。コンプレッサーのことでお困りでしたら、お気軽にお問い合わせください。

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