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エアコンプレッサーの圧力スイッチとは?修理についても解説

圧力スイッチは、エアコンプレッサーの中でも重要な部品の一つです。

 

エアコンプレッサーの設定された圧力に達した時に接点信号を出力してくれます。

 

重要部品ということもあり、特に定期的なメンテナンスが必要な箇所でしょう。

 

今回は、そんなエアコンプレッサーの圧力スイッチについて解説していきます。

 

【記事まとめ】

・圧力スイッチは、エアコンプレッサーの重要部品の一つ
・定期的なメンテナンスで小さな違和感をすぐに見つけることが重要
・精密機器のため管理が難しい場合は、専門家に頼ろう!

 

今回の記事を読んでいただくと圧力スイッチの故障の合図や交換目安について知っていただけます。

 

それでは、見ていきましょう。

 

エアコンプレッサーの圧力スイッチについて

圧力スイッチとは、設定した圧力に達した際に接点信号を出力することでエアコンプレッサーを停止させる部品です。

 

また、再起動圧力になった場合は、設定信号を出力し、エアコンプレッサーを動かす役割も担っています。

 

そのため、圧力達した際はエアコンプレッサーをOFFに。

 

逆に再起動圧力になった際は、エアコンプレッサーをONにするようにON/OFFの設定信号を出力してくれています。

 

圧力スイッチが機能しなくなるとエアコンプレッサーが圧力に達していたにも関わらず、自動停止することなく動き続けてしまいます。

 

逆に再起動圧力になってもエアコンプレッサーを動かすことができず、停止したままになります。

 

現場の生産性だけでなく、安全面でも危険な状態のため、故障かなと違和感を感じた際はすぐに対処が必要です。

 

圧力スイッチの故障について

圧力スイッチには、ダイアフラムが使われています。

 

そのため、圧力スイッチを使い続けるとダイアフラムが劣化などにより損傷することで故障へ繋がります。

 

実際にダイヤフラムに亀裂がはいることや、エア漏れ、異音、スイッチの開閉に不具合など様々なケースが発生しますので、注意が必要です。

 

また、ダイヤフラムの変形精度が悪化することで自動停止の境目がぼやけた状態に陥ります。

 

それに、ずっと同じ動くを繰り返すので弾力性の低下や部品の消耗などは起きるでしょう。

 

最終的にエアコンプレッサー自体が圧力スイッチ故障により信号を送れないことで再開と停止が自動的に行われず、生産性の低下だけでなく人の手間までかけてしまうかもしれません。

 

他の部品でも同じですが、そのまま放置するわけにはいかない重要な部品なのです。

 

故障の予兆

エアコンプレッサーの圧力スイッチについて重要な部品だと分かりましたが、故障かどうか完全に壊れる前に事前に調べられたら安心ですよね。

 

圧力スイッチと言っても他の部品同様に不調が出始めると違和感がある場所が出てきます。

 

例えば、エア漏れをしている場合、空気が漏れる音が聞こえます。

 

また、圧力スイッチの圧力が上がっていない場合、圧力スイッチが作動せず、モーターが停止しないまま動き続けます。

 

ずっと動いていると気づいた際は、圧力がどれくらいなのか確認して故障か探っていかなけれいけません。

 

さらに、摩擦している可能性も考えられるため、大きな機械の中のたった一つの部品にすぎない圧力スイッチとはいえ、圧力スイッチから故障や不具合を起こした際の違和感は様々なパターンで発生します。

 

いかにすぐ見つけられるかもポイントですよね。

 

 

故障して起きること

 

次に圧力スイッチが故障して全体的に起きることをご紹介します。

 

【圧力スイッチが故障すると起きること】

・圧力スイッチによる停止が行われなくなる

・圧力スイッチによる再起動が行われなくなる

・エア漏れが発生する

エアコンプレッサーの故障と言っても機械内にたくさんの部品によって形成されているため、様々な箇所で不調が見られます。

 

ただ、故障に絡む頻度として多いのは、圧力スイッチでしょう。

 

故障に絡みやすい部品でありながら、圧力の上昇を防ぎ配管の負担軽減や、エアコンプレッサーのON/OFFなど重要な部品でもあります。

 

なので、なるべく故障まで行く前に早期発見し、現場に影響が与えないよう努めなくてはいけません。

 

 

圧力スイッチが無かったらどうなるのか

 

前述で圧力スイッチが重要な部品だと分かりましたが、そもそも圧力スイッチが備わっていなければどうなるのでしょうか。

 

圧力スイッチが設定した圧力になった際に停止の信号を送っているのは、エアコンプレッサー内の圧力が上がり過ぎないようにすることにあります。

 

そのため、際限なくエアコンプレッサー内の圧力が上昇し続けてしまいます。

 

逆にエアコンプレッサーを停止させた後に内部の圧力が下降し、再起動の動きができなくなりますので、設定した圧力の幅内でエアコンプレッサーが動かなくなり、機械の消耗が激しくなります。

 

そのため、長く安全に使い続けることができなくなるのです。

 

よって、圧力スイッチはエアコンプレッサー内で必要不可欠の部品だとわかります。

 

圧力スイッチを見て、「ちょっとおかしいかな?」と違和感を覚えたときにエアコンプレッサーがいつも通り動いていたとしてもすぐに対処しなければ大きなリスクに繋がりますので、気をつけましょう。

 

交換ついて

圧力スイッチの調整は、専門店でなくてもできます。

 

実際、現場スタッフが取り換えている企業もあるでしょう。

 

今回は、レシプロ式のコンプレッサーを一例に調整手順について解説します。

 

手順は下記の通りです。

【圧力スイッチの調整手順】

1.エアコンプレッサージの値に誤りが無いか確認する
2.圧力スイッチのカバーを取り外す
3.ドライバーで圧力スイッチの設定圧力を調整する

(右回り▷動作圧力上昇)(左回り▷動作圧力低下)
4.圧力スイッチのカバーを戻す
5.調整した圧力でスイッチが動作するかを確認

※“4”の設定圧力を調整する際は、調整前の位置がどこだったかペンかシールで印をつけておきましょう。

 

スクロールorスクリューコンプレッサーは、基盤側で設定を行いますので、ご注意ください。

 

また、作業開始前には必ず上限・下限圧力両方を見るようにしてください。

 

エアコンプレッサーの仕様により最高使用圧力の設定値よりも圧力を上げようとすると、エアコンプレッサーは壊れてしまいます。

 

圧力のメーターを確認しながらお願いします。

 

難しい場合は、専門家へ

忙しい現場の中で定期的にメンテンナンスや機械のチェックなど行うのはタスクの圧迫に繋がってしまいます。

 

また、調整の作業も入ると時間を割かないといけないため、スタッフの負担にも繋がります。

 

なるべくスタッフの負担にならず、圧力スイッチだけでなくエアコンプレッサーのメンテンナンスをしたいという担当者様には、専門家に頼ってみるのも良いと思います。

 

自社スタッフであれば機会について詳しくないスタッフが触ることで、別の箇所で損傷や事故に繋がる危険性もあります。

 

そのため、コンプレッサーの専門家にお願いし、知識と技術が備わった専門スタッフが対応すると安心ですよね。

 

御見積りだけであれば、無料で対応できますので、まだ検討中の担当者様でも気軽にお問い合わせいただけます。

 

まとめ

今回は、エアコンプレッサーの圧力スイッチについて解説しました。

 

コンプレッサーの部品は圧力スイッチだけでなくどれも精密機器のように繊細です。

 

長く安全に使い続けるためにもメンテンナンスを習慣化して続けましょう。

 

分かっていてもなかなか進まない方は、専門家へご相談ください。

 

お待ちしております。

 

 

 

 

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