冷蔵庫選びで迷わない!コンプレッサー式冷蔵庫の徹底解説|メリット・デメリットから選び方まで
冷蔵庫は、私たちの食生活に欠かせない家電製品です。
また1950年代には、「白黒テレビ」「洗濯機」とともに「三種の神器」と呼ばれた家電製品のひとつですよね。
そんな冷蔵庫も近年、様々な種類の冷蔵庫が登場してきました。
その中に、コンプレッサーが使われている冷蔵庫があることをご存知でしょうか?
実は、長年にわたり主流として広く利用されています。
しかし、「コンプレッサー式って何?」「他の方式とどう違うの?」と疑問に思っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、コンプレッサー式冷蔵庫について解説します。
仕組みやメリット・デメリットはもちろん、他の冷却方式との違い、選び方まで詳しく解説していきます。
冷蔵庫選びで迷っている方はぜひ参考にしてください。
【記事まとめ】 ・冷蔵庫にもコンプレッサーが使われている ・冷却能力が高く、冷却速度も高い! ・一方で、運転音が比較的大きいことも |
【 お 知 ら せ 】
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コンプレッサー式冷蔵庫とは?
コンプレッサー式冷蔵庫は、コンプレッサーと呼ばれる圧縮機を使用して冷媒を循環させ、庫内を冷却する方式の冷蔵庫です。
具体的には、以下のサイクルで冷却を行います。
① | 圧縮 | コンプレッサーが冷媒を圧縮し、高温高圧の気体にします。 |
② | 凝縮 | 高温高圧の冷媒は凝縮器(放熱器)で放熱し、液体になります。 |
③ | 膨張 | 液体になった冷媒は膨張弁で圧力を下げられ、低温低圧の液体になります。 |
④ | 蒸発 | 低温低圧の冷媒は蒸発器で周囲の熱を吸収し、気化します。この際に庫内が冷却されます。 |
⑤ | 循環 | 気化した冷媒は再びコンプレッサーに戻り、サイクルが繰り返されます。 |
コンプレッサーの役割とは?
次に冷蔵庫内のコンプレッサーの役割についてです。
前項で冷却の仕組みについて触れました。
イメージがつきにくい方は、冷媒を圧縮するポンプのようなものだと思ってください。
冷媒を圧縮することで、その温度を上昇させます。
高温高圧になった冷媒は、冷却装置で熱を放出し、液体に変わります。
その後、この液体が細い管を通るときに急激に膨張し、気体に戻ります。
気体になるときに周囲から熱を奪うため、庫内の温度が下がるのです。
コンプレッサーが故障すると
では、このコンプレッサーが故障するとどうなるのでしょうか。
実感しやすいのは、電気代が高くなりやすい点と、何となく冷えていないように感じる点です。
もし、このコンプレッサーが弱ってしまうと、冷媒を十分に圧縮できなくなります。
そのため、庫内の温度を効率よく下げることができず、冷蔵庫が冷えにくくなってしまうのです。
冷蔵庫には、庫内の温度を一定に保つための温度センサーが搭載されています。
このセンサーが設定温度より高いことを感知すると、コンプレッサーに動作を指示します。
しかし、コンプレッサーの能力が低下しているため、設定温度までなかなか温度が下がりきりません。
よって、コンプレッサーは常に稼働し続けることになるのです。
なぜ電気代が高くなるのか
コンプレッサーが常に稼働していると、当然ながら消費電力量が増えてしまいます。
電気料金は消費電力量に比例するため、電気代も高くなってしまうのです。
冷蔵庫は、一年を通してほぼ毎日稼働している家電製品です。
そのため、冷却効率が悪く、消費電力が大きい状態が続くと、年間の電気料金に大きな影響を与えます。
コンプレッサーの整備が重要な理由
以上のように、コンプレッサーは冷蔵庫の冷却に欠かせない部品であり、その働きが低下すると、電気代が大幅に増加する可能性があります。
また、冷蔵庫内の温度にも影響を与えるでしょう。
消費電力を抑え、電気料金の節約につなげるためには、定期的にコンプレッサーの点検や整備を行うことが重要です。
コンプレッサー式冷蔵庫のメリット
コンプレッサー式冷蔵庫には、以下のようなメリットがあります。
冷却能力が高い | コンプレッサーによる強力な冷却能力は、食品をしっかりと冷やし、鮮度を長持ちさせます。特に、まとめ買いをする家庭や、冷凍食品を多く保存する家庭にとって大きなメリットとなります。 |
冷却速度が速い | 急速冷却機能などを搭載したモデルも多く、食品を素早く冷やすことができます。 |
消費電力が比較的低い(近年は差が少なくなってきている) | 近年の技術革新により、インバーター制御などの省エネ技術が導入され、消費電力は以前に比べて大幅に低減されています。ただし、他の方式と比べて絶対的に低いとは言い切れません。 |
価格帯が幅広い | 小型のものから大型のものまで、様々なサイズ・価格帯の製品が販売されているため、予算や家族構成に合わせて選びやすいです。 |
長寿命で耐久性が高い | 部品点数は比較的多いものの、構造がシンプルで耐久性が高く、長期間使用できるのが特徴です。 |
コンプレッサー式冷蔵庫のデメリット
一方で、コンプレッサー式冷蔵庫には以下のようなデメリットも存在します。
運転音が比較的大きい | コンプレッサーの動作音は、人によっては気になる場合があります。ただし、最近のモデルは静音設計が進んでおり、以前に比べて静かになっています。 |
振動が発生する | コンプレッサーの動作に伴い、多少の振動が発生します。 |
本体重量が重い傾向がある | コンプレッサーなどの部品を搭載しているため、他の方式に比べて重量が重くなる傾向があります。 |
他の冷却方式との比較
冷蔵庫の冷却方式は、コンプレッサー式の他に、吸収式、ペルチェ式などがあります。それぞれの特徴を比較してみましょう。
冷却方式 | メリット | デメリット | 主な用途 |
コンプレッサー式 | 冷却能力が高い、冷却速度が速い、価格帯が幅広い | 運転音が比較的大きい、振動が発生する | 家庭用冷蔵庫、業務用冷蔵庫 |
吸収式 | 運転音が静か、振動がない | 冷却能力が低い、消費電力が高い | ホテル客室用冷蔵庫、小型冷蔵庫 |
ペルチェ式 | 小型軽量、運転音が静か | 冷却能力が低い、消費電力が高い | 小型冷蔵庫、冷温庫 |
コンプレッサー式冷蔵庫の選び方
次に、コンプレッサー式冷蔵庫を選ぶ際のポイントをまとめました。
容量 | 家族構成やライフスタイルに合わせて必要な容量を選びましょう。 |
設置スペース | 設置場所の広さを予め確認しておきましょう。また、冷蔵庫を家の中に入れる際の扉のサイズも確認しておくと安心です。 |
機能 | 冷蔵機能だけでなく、冷凍機能、製氷機能、野菜室、チルドルームなど、必要な機能があるかをご確認ください。 |
省エネ性能 | 省エネ基準達成率や年間消費電力量などを確認して、電気代が節約できる製品を見てみましょう。 |
静音性 | 運転音が気になる方は、静音設計のモデルを選びましょう。 |
価格 | 冷蔵庫は、ピンからキリまであるので、予め予算を決めておくと決断しやすくなります。 |
メーカー・ブランド | 信頼できるメーカー・ブランドの製品を選ぶことで、安心して使用できます。 |
まとめ
本記事では、コンプレッサー式冷蔵庫について紹介しました。
あくまで一般的な冷蔵庫の冷却の仕組みについて説明したものです。
実際の冷蔵庫の構造や機能は、メーカーや機種によって異なります。
また、コンプレッサーの故障でどれだけ温度や電気代、騒音など影響があるのかは実際に家電量販店や公式HPから確認するようお願いします。
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